2009年11月30日

オウトクンプ、サウジ溶接管工場稼働

 フィンランドのステンレス大手、オウトクンプの吉田広邦社長は27日、サウジアラビアに径4インチまでのステンレス溶接管工場が稼働し、中国・上海の近郊にもサービスセンター(SC)を建設中であることを明らかにした。

 サウジでは現在2インチのステンレス溶接管を製造しているが、春先をめどに製造能力を拡大する。海水淡水化設備など需要増が見込めるステンレス溶接管の販路を広げたい考え。上海のSCには2メートル幅のレベラーを設置、プラズマ切断機やウオータージェット切断機など最新の設備を予定する。