2009年12月2日

為替の影響注視 在庫、さらに削減を 鉄産懇

 鉄鋼産業懇談会の内田耕造会長(新日本製鉄副社長)は1日の定例会見で「円高や株安、デフレといった問題が深刻化するなど経済情勢は不透明感を強めており、鉄鋼需要に大きな変化が出てくる可能性もある。鉄鋼業界としては再度、変化への備えをしておく必要がある」との認識を示した上で、「10月末の国内の薄板3品、メーカー・問屋在庫はともに前月比横ばいだったが、需要産業の活動水準を考えるとまだ高いレベルにある。実需を精査することで、慎重に生産対応し、在庫を落とす必要がある」と述べた。

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