2009年12月8日

中国製線材輸入価格、上昇基調も下落懸念

 中国製普通線材の輸入価格は読みづらい状況となっている。線材輸入を手がける商社によると、中国メーカーの対日輸出オファー価格は11月中旬から一度下がった後に戻り、足元C&Fでトン当たり520―530ドルと11月半ばと比べて横ばい。メーカーによって価格対応にばらつきがあり、先行き不透明という。

 中国国内の建築、土木需要は堅調な半面、メーカーの生産に過剰感もあるもようだ。価格は大底から上昇に転じたものの、下落懸念が残る。