2009年12月15日

三井物産メタルズ、堺 廃車処理から撤退

 三井物産メタルズ(本社=東京都中央区)は今年12月末をめどに、堺事業所(堺市)で行う自動車リサイクル事業から撤退する。エコカー減税による買い替え需要の増加などで廃車の入荷台数は増加傾向にあるが、同社では車の長寿命化や若者の車離れなど、将来的に発生台数の安定や収益拡大にはつながらないと判断した。空港などで使用される一部特殊車両の解体は継続する方針。

 今後、堺事業所は昨年11月に竣工した大型自社岸壁をメーンとした国内外の海上出荷拠点として、鉄・ステンレス・非鉄スクラップの扱いに特化し、取扱量の拡大をめざす。