2009年12月17日

JFE東日本、粗鋼能力 年1000万トンへ

 JFEスチール東日本製鉄所の小俣一夫所長は15日、京浜地区の製鋼工程の増強工事が完成する2010年に京浜の粗鋼年産能力が530万トンに拡大するとの見通しを示した。京浜で現状500万トン弱、千葉地区で約430万トンの計920万トンレベルの年産能力は960万トン水準に拡大することになる。

 小俣所長は革新的技術開発を進め、オンリーワンなど圧倒的な優位性を持つ商品の開発、最先端技術の発信力を磨き、経済環境に左右されずに安定した収益を出せる体質をめざす考えを強調。スーパーシンターやフェロコークスなど環境技術開発を進めるなど、都市型製鉄所として世界一安全で世界一環境にやさしい製鉄所をめざす方針を示した。