2009年12月28日

鉄スクラップ 韓国電炉、実質値上げ

 現代製鉄などの韓国の主要電炉メーカーは20日前後から国内鉄スクラップの特別購入枠設定の形で、実質的に購入価格をトン当たり1万―2万ウォン値上げした。

 韓国電炉は、12月14日から国内スクラップ購入価格を2万ウォン前後値下したが、大手ヤード業者の反発が強く撤回。この後アメリカ、日本などの海外市場の市況上伸もあり、電炉の輸入契約がやや停滞。来年1―2月分の原料不足が懸念されている。国内の割安感からスクラップ輸出の動きもあり、電炉は防衛的な面からも値上げに踏み切った。