2010年1月8日

鉄スクラップ、国内市況が強含み=旺盛な東ア需要けん引

 国内鉄スクラップ市況が強含みに転じている。昨年12月以降の鉄スクラップ流通量が例年以上に落ち込んでいることに加えて、増加が見込まれる東アジア向け輸出、新規輸出価格の上昇への期待が影響している。

 需要旺盛な韓国を中心とした鉄スクラップ購入が東アジア市況を押し上げており、「国内消費が進まない日本国内の相場をけん引する公算が大きい」(商社)という。