2010年2月1日

新日鉄、印タタと合弁 自動車用鋼板

 新日本製鉄は28日、インドのタタ製鉄の主力製鉄所内に自動車用冷延鋼板製造合弁事業を立ち上げることで合意したと発表した。

 300億―350億円をかけて年産60万トンの連続焼鈍ライン(CAPL)を新設する。詳細を詰め、6月をめどに合弁契約を結び、2012年度下半期に営業生産を開始する。将来は自動車用の高級亜鉛めっき鋼板製造や製鉄所レベルでの合弁事業化も視野に入れている。

 中長期で供給力を5000万―6000万トンに拡大するグローバルプレーヤー戦略の一環として、インドの自動車需要の拡大に応じて高級素材供給の対応力を拡大する方針だ。