2010年4月1日

APP、来月末に神戸で鉄鋼TF

 クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)の第9回鉄鋼タスクフォース(TF、議長=覚道崇文・経済産業省製鉄企画室長)が5月25―28日の4日間、神戸で開催される。

 2008年時点の省エネ技術普及調査、エネルギー効率データ収集と、省エネ技術などの普及阻害要因(バリア)の調査開始を今会合で決定する意向だ。

 05年時点の省エネ普及調査としてAPP7カ国の鉄鋼業で最新技術を導入した場合の二酸化炭排出削減の可能性を1億3000万トンとしたデータを更新する。

 さらに日本提案として製鉄所の省エネ診断後、実際の省エネ投資に向けた技術普及に必要なFSの資金支援メカニズムのあり方も議論。鉄鋼セクターでの国別中期目標の共有化も話し合う。