2010年5月6日

住金物産、海外比率30%に引上げ

 住金物産は、鉄鋼セグメントの単体売上高に占める海外比率を現状の2倍以上となる30%程度に引き上げたい考え。このため本年度は全社連結ベースで前年度比約2・6倍で過去最高となる100億円規模の投融資を計画しており、主に海外の鉄鋼、機械・金属事業に振り向ける方針。

 09年度の鉄鋼単体売上高は2826億円で、うち海外(輸出)が390億円で、海外比率は13・8%だった。

 鉄鋼製品の内需低迷が続く中、「海外比率の引き上げが課題」(八木克彦副社長)となっており、国内需要家の海外シフトなどへの対応を加速する。