2010年5月11日

OECD鉄鋼委、欧米と中国の過剰指摘

 OECD(経済協力開発機構)の鉄鋼委員会(議長=根津利三郎氏)が6―7日にパリで開かれ、中国の能力過剰問題が欧米諸国からあらためて指摘された。非加盟ながらオブザーバーとして参加している中国は、過剰問題を認識し、すでに対策を進めていると反論。世界の鉄鋼需要は回復に向かっているが、能力拡張が上回り、とくに鉄鋼生産世界一の中国の対応が注視されている。

 中国側は生産能力や環境対策について自国でのワークショップ(WS)開催を提案。10月末以降に次回委員会ともに初めて中国で行うことが決まった。

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