2010年5月14日

阪和興業、年間投資100億円 新中計

 阪和興業は13日、2010年度を初年度とする第6次中期経営計画(3カ年)を発表し、激動する環境変化に適応して、独自性の高い揺るぎない事業基盤と収益構造の構築をめざす。国内市場で競争優位性を向上させるとともに、環境・リサイクル分野に注力、海外展開を強化する。

 成長戦略としては、ユーザー系商社としてのコア事業の強化、拠点強化とマンパワー投入による海外への積極展開、リサイクル事業の強化と総合化、環境・エネルギー関連ビジネスでの展開強化、積極的な事業投資、プロフェッショナル人材の育成を掲げる。投資額は前中計で200億円強だったが、新中計では年間100億円程度を計画している。また、北修爾社長は「前中計で取引先が約800社拡大したが、新中計ではさらに約1000社増やしたい」という。