2010年5月21日

日鉄海運、新和海運と10月合併 原料輸送の競争力向上

 新和海運と日鉄海運は20日の取締役会で、両社の合併を決議し、合併契約を締結したと発表した。

 バルク輸送では市況の変動が強まっており、中国などの需要増の一方で大量の新規供給が見込まれ、環境規制強化などを含めた環境変化に耐え得る事業、財務基盤を確立するために必要と判断した。相乗効果を引き出し、鉄鋼原料など輸送効率、サービスの向上をめざす。

 大株主の新日本製鉄は原料輸送の競争力向上に資するとする声明を出し、両社の合併を支援する考えを示した。