2010年5月21日

鉄鋼商社、海外売上高比率を引上げ

 鉄鋼主力商社は2010年度以降、引き続き海外売上高比率を高める。日鉄商事は10―11年度の中期計画で40―45%に、住金物産は将来的に鉄鋼事業単体で30%に引き上げる。JFE商事ホールディングスは鉄鋼事業単体の数量ベースで10年度に50%前後を維持する見通し。

 国内需要は一部製造業を除き建設など低迷が続くが、中国や東南アジアなど新興国需要は成長を持続。各社は海外で加工拠点を整備するなど日系と現地需要家へのサービスを強化し、海外事業を収益の大きな柱に育てる方向だ。

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