2010年6月8日

日立金属、航空機・エネルギー材料強化

 日立金属の特殊鋼カンパニーは、成長分野の航空機・エネルギー材料に経営資源を投じる。主力の工具・刃物材料と自動車部品材料は自動車生産が回復し好調だが、将来的に電気自動車の普及などで需要の減少が予想され、市場の伸びが期待される航空機・エネ材料の研究開発を急ぐ。

 安来工場(島根県)の溶解工程の投資も検討する。品質要求が厳しい航空部品や原子力発電部材を強化することで市場を先行的にとらえる考えだ。