2010年6月23日

東京地区のNi系ステン冷薄、原料下落で様子見

 上伸基調にあったニッケル系ステンレス冷延薄板は、5月後半からのニッケル価格下落に伴い、マーケットは上昇勢いに陰りが見えている。メーカーの仕入れ価格を早期に販売価格に転嫁しようと、流通では値上げを急いでいたが、ここにきて様子見気配も漂う。

 ただ、流通は積み残し分の値上げ姿勢を継続。市況はSUS304ベースサイズがトン当たり36万―38万円どころを中心に強含み横ばい。