2010年7月2日

東京・薄板市況、2カ月ぶり7万円割れ

 東京地区の薄板市況は今週に入り、中板、酸洗鋼板がトン当たり2000―3000円方値下がりした。中板が同7万円を割り込むのは2カ月ぶり。

 鉄鉱石や原料炭など原料価格の高騰による高炉メーカーの大幅値上げを背景に、上昇基調をたどってきた薄板市況だが、長引く建設関連需要の低迷や仮需の反動で、5月の大型連休明け以降は販売量が急減。一時はタイト化していた需給も緩和しており、東京製鉄の値下げをきっかけに中板、酸洗鋼板で市況が下落した。

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