2010年7月6日

小棒需要4%減712万トン 10年度見通し

 2010年度の鉄筋用棒鋼需要(国内向け出荷量)は、前年度比3・8%減の712万トンとなる見通し。76年以来の水準(729万5000トン)。

 普通鋼電炉工業会の小棒委員会(委員長=西村勇二・合同製鉄常務)によると、住宅投資については、09年度末に着工が若干回復傾向となったが、需要、供給マインドはいぜん低水準で推移すると予測。土木関連も国の公共事業関係費の落ち込みなどを考慮した。

 5日に会見した普電工の栗川勝俊会長(合鉄社長)は「減少率が一ケタ台になるとみており、需要の落ちはようやく下げ止まりつつある」と指摘した。