2010年7月8日

サンコール、HDD向けサスペンション事業強化

 サンコールは、ハードディスク駆動装置(HDD)用サスペンション事業を拡大する。世界市場で堅調な需要伸長が期待されるなか、本社工場(京都市右京区)に総額約20億円を投じて、既存製品の組立ライン増設などで、サスペンションの生産能力を従来比1・7倍にまで増強するとともに、微細な位置制御と薄型構造を両立した次世代サスペンションを開発し、量産化に向けた取り組みを開始。同事業の売り上げ規模を2010年度で前年度比35%増の約55億円、13年度で約85億円にまで拡大をめざす。