2010年7月12日

東京地区の構造用鋼、高値浸透し上伸

 構造用鋼は7月に入りおおかた上伸した。メーカーの大幅値上げを受けて、流通でも再販価格への転嫁に向けた動きを急いだことで、急速に浸透している。在庫調整が完了したことや、建設機械、工作機械といった主要需要先の生産回復に伴い、市中の需給バランスもタイト気味になりつつある。機械構造用炭素鋼(SC、丸鋼)はトン当たり13万5000円どころ、クロム・モリブデン鋼(SCM、丸鋼)が同15万5000―16万円どころとなっている。トン1万5000円方の値上げが浸透しつつある。

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