2010年8月2日

粗鋼、高水準維持2822万トン 7-9月計画

 経済産業省は先月30日、2010年度第2四半期(7―9月)の粗鋼生産計画を発表し、前期比0・6%増の2821万8000トンと高水準を維持する。同期の需要見通しに比べ5・2%多い。自動車や建設機械の生産が堅調で高炉の粗鋼が増える。中国の調整に時間がかかる見込みから、同省は輸出の減速を想定。

 エコカー補助金の9月末終了が決まり、自動車の販売減が下期に予想され、「上期と段差ができるリスクを見込んでおくべき」(小糸正樹鉄鋼課長)と注意を喚起した。

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