2010年8月11日

米国、鉄スクラップ2週連続上昇

 米国の鉄スクラップ市況が続伸した。トルコやアジア向け輸出価格の上昇などが要因。海外市況の指標となる米国コンポジット価格(ピッツバーグ、フィラデルフィア、シカゴの東部3地区平均)は8月第2週に、前週比17・33ドル高の320・83ドル(約2万7450円)と2週連続で上昇した。

 「トルコが大量に米国鉄スクラップを成約したほか、アジア圏へのコンテナ輸出が拡大したことに加えて、国内流通減などが重なったのでは」(商社)とみる向きもある。