2010年8月16日

大阪・鉄スクラップ、輸出高受け底入れ感

 約2カ月間、下落基調が続いてきた大阪市況だが、東アジア向けの新規鉄スクラップ輸出契約価格の上昇などを受けて、底入れ感が強まっている。市中発生減に加えて、韓国・台湾向け輸出価格が上昇したことが要因で、地区内では11日入荷分から、岸和田製鋼が鉄スクラップ買値を引き上げている。

 市中では「旧盆明けから、全国的に電炉各社は買値の引き上げを迫られるのでは」との声も聞かれる。