2010年8月23日

全国粗鋼生産、7月も900万トン台維持 9カ月連続で増加

 日本鉄鋼連盟が20日発表した7月の全国粗鋼生産量は、前年同月比20・4%増の922万2000トンと9カ月連続で増加し、3カ月連続で900万トン台を維持した。前月比1・4%減となったが、これは夏季減産の影響で電炉メーカーの生産が10・9%減少したため。

 高炉メーカーは、アジア市場の調整局面入りで、輸出減による生産影響が懸念されていたが、自動車など製造業分野の国内需要が堅調に推移し、転炉鋼の生産は1・4%増と回復基調を保った。