2010年9月6日

普通鋼輸入、最大400万トン 2010年見通し

 2010年の普通鋼鋼材の輸入量は370万―400万トンと、前年実績を50%以上上回り、06―08年水準まで増加する見通しだ。今年に入って以降、7月まで毎月前年を上回って推移しており、1―7月累計で74・6%増の213万3000トンと、すでに前年実績(249万5000トン)の85%水準に達している。

 ここにきての急激な円高によって、下期はさらに入着が増える可能性が強まっている。なかでも上海万博終了後の中国、新規の鉄鋼生産設備が相次いで立ち上がっている韓国からの増加が懸念されている。

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