2010年9月7日

普通線材、中国材比率上昇に懸念

 中国製線材が国内市場で、さらに存在感を強めるとの懸念が強まっている。財務省によると、7月の輸入は3万トン弱と今年に入って最高だった6月の3万3660トンからは減少したものの、依然高水準で推移。7月の入着は国内線材の値上げを前にした契約とみられているが、流通など関係筋は、国内材から切り替える動きが進むと予測している。