2010年9月9日

経産省、企業再編を推進 電炉業など実現へ

 経済産業省は、産業界の国際競争力を高めるために、企業再編を促進する。「産活法など必要な税制措置を行い、企業バランスを改善する」(安達健祐・経済産業政策局長)考え。公正取引委員会には、国際競争を重視した企業結合審査をすでに要請している。

 国内市場が縮小する一方、韓国電炉や中国高炉の大規模・効率化が進み、日本の競争力は相対的に低下。円高基調から競争条件も悪化している。経産省は効果の高い企業再編を求めており、普通鋼電炉やステンレスメーカーなど、鉄鋼業の再編実現化の可能性が高まりそうだ。