2010年9月14日

建設需要、底打ちへ 民間工事が全体押し上げ

 建設需要が、民間受注を中心に上向いている。国土交通省の1万2000業者を対象とした建設工事受注動態統計調査で、7月の受注高合計は3兆5228億円と前年同月比5・3%増えており、民間工事が全体を押し上げた。

 地域間や工事の種類で回復度合いはまだら模様だが、民間の建設工事の受注は、全体として増加傾向にある。高炉メーカーでも建設需要は底を迎えたとする見方が出ており、今後、緩やかな回復局面に入っていきそうだ。