2010年9月27日

オウトクンプ、トップ戦略 業績に軸足 高付加品にシフト

 フィンランドのステンレス大手、オウトクンプは22日、ロンドンでの投資家説明会で、戦略を修正する方針を明らかにした。ステンレス業界トップをめざす考えは変わらないものの、業績面でトップをめざす考えを強調。主力のトルニオ工場の量産品のコスト競争力を生かしながら、高付加価値品への移行をめざす。需要家の満足度を高め、操業効率、環境対策を改善するなど、一連の施策で実力を高める考えだ。