2010年10月4日

H形鋼市況、関東で下値幅拡大

 H形鋼市況は、東西ともに軟化ムードが広がってきた。採算割れに苦しむ流通各社は、価格維持に注力しているが、電炉メーカーの鉄スクラップ買値の下落により、マーケットに市況の先安観が台頭。客先の下げ圧力が強まっていることに加え、秋口以降の需要のさらなる冷え込みや、一部メーカーの物件価格引き下げ対応など、市況の軟化要因が増加し、一部流通の安値取引が目に付くようになってきた。