2010年10月12日

普通鋼電炉の赤字縮小 7-9月期

 普通鋼電炉メーカー各社は、原料鉄スクラップ価格がH2でトン3万円プラスマイナス2000―3000円圏内でこう着しており、月次ベースで赤字幅が縮小している。上期は前半3万5000円オーバーで推移したが、後半は3万円を挟んだ小幅な展開にとどまった。このため2010年4―6月期決算は、上場電炉13中6社が経常赤字となったが、7―9月期は収益改善の兆しが見えてきそうだ。