2010年10月14日

JFE西日本、今期粗鋼2000万トン程度

 JFEスチールの野村寛・副社長西日本製鉄所長は12日、西日本製鉄所福山地区で会見し、2010年度の粗鋼生産量に関して、「足元の生産状況が続く場合、2000万トン程度になるとみている」と述べた。建築・土木市場が冷え込み、自動車も補助金制度終了で、先行きの需要が減少する懸念があり、8月時点の「2000万トン強」の見通しから、ややトーンダウンしている。この環境下、休止中の福山の第3高炉については、「稼働時期は決まっていないが、足元の生産量であれば問題なく操業できる。来年5月の拡大改修工事完成と同時に、再稼働していいと思う」とし、あらためて来年5月に再稼働する見通しを示した。