2010年10月25日

共英製鋼、11月異形棒を据置き

 共英製鋼は22日、11月の全事業所(枚方、山口、名古屋事業所)の異形棒鋼の販売価格を据え置きとし、生産については減産を継続すると発表した。原材料スクラップ価格が下落しているが、需要環境は回復の兆しが一部で見えており、価格を変動させると市中に混乱を招くと判断したもの。

 東京製鉄は11月販売で異形棒鋼を5000円下げたが、棒鋼トップの共英製鋼がこれに追随せず、独自路線を打ち出したことで、他メーカーも下げ対応回避に動く可能性も出てきた。