2010年11月4日

9月普通鋼輸出、6%増246万トン

 日本鉄鋼連盟は2日、9月の鉄鋼貿易実績を発表した。それによると普通鋼鋼材輸出量は、前年同月比6・2%増の245万6000トンで、12カ月連続の増加となった。

 アジア市況の低迷を受け、これまでの主力向け先の韓国、中国、台湾向けは減少したものの、家電や自動車需要が好調な東南アジア向けなどを増加させることで、堅調さを維持。高炉メーカーの輸出先の多地域展開が鮮明になってきたともいえる。