2010年11月9日

鉄鋼主力6商社、下期利益予想は慎重

 大手鉄鋼主力商社6社のうち、2011年3月期(岡谷鋼機は2月期)下期の連結純利益を5社が上期並み、もしくは減益と予想した。9月中間期はリーマン・ショック前の08年度中間期に比べ、各社の売上高が6―7割、純利益は3―6割まで回復したが、下期は景気の下振れと円高による間接輸出の減少などを想定している。

 通期予想は中間期の好業績を受けて、日鉄商事、住物、神商が期初より上方に修正したが、阪和興業は大幅な在庫評価損を計上したことで唯一、下方修正した。