2010年11月10日

高炉メーカー、方向性電磁鋼板輸出 変圧器向け 上げ提示

 新日本製鉄など高炉メーカーと、欧米の大手トランス(変圧器)メーカーとの間で、来年上期の方向性電磁鋼板(GO)の輸出商談がスタートした。

 個別交渉のため詳細は不明だが、資源価格の高止まりや来年以降の需要増加を見越して、300―500ドルの値上げを訴える高炉メーカーに対し、市況の低迷や足元のトランス価格の落ち込みなどから、値下げを求めるトランスメーカーの姿勢が、真っ向からぶつかっているもようだ。