2010年11月24日

東京製鉄・12月契、主要品種 据え置き

 東京製鉄は22日、12月契約分の鋼材店売り(一般流通)価格を、異形棒鋼と線材をトン2000円値上げし、その他品種を据え置いた。

 「市況やマーケットを判断して、需要が伸び悩んでいる中での値上げは難しい」(大堀直人常務)と、市場重視して販価を決めた。鉄スクラップ電炉買値の上昇など、コスト要因では値上げも検討したが、先行きの不透明感から「1カ月様子を見た方がいい」(同)として、12月に値上げする可能性を示唆した。