2010年12月7日

普電工、原料動向把握に注力 業者との協調検討

 普通鋼電炉工業会(会長=栗川勝俊・合同製鉄社長)は、2011年の課題として、原料鉄スクラップの価格や需給動向を予測できるよう、鉄スクラップ業者と協調して取り組む方向で検討に入った。

 現在、普通鋼電炉メーカー各社は、鉄スクラップ価格の動向に振り回されており、「販売計画や価格の設定が困難」(栗川会長)になっている。こういった現状を踏まえ、普電工では新たな指標探しなど、鉄スクラップ価格の安定化に向けて全力を挙げる。