2010年12月8日

兼松、中国・タイで鉄鋼・自動車部品事業強化

 兼松は、海外で鉄鋼・自動車部品事業を強化する。中国・深センのコイルセンター、兼松合利は主力のOA機器向けに加え、自動車向けの増販や地場企業向けの新規販売を検討。中国の五金公司と遼寧省渤海湾営口での産業基地建設計画で、鋼材加工の共同事業を視野に入れている。

 自動車部品ではタイで加工工場、中国で販売拠点の設立が検討案件に浮上。円高の影響で鋼材や部品の輸出競争力が低下する一方で、海外の市場拡大と需要家の進出が続くため、投資を進めて新たな供給網を築く考えだ。