2010年12月8日

JFEスチール、新型電縫鋼管を開発

 JFEスチールは7日、高級鋼管戦略の一環として、溶接部の性能を飛躍的に向上させた電縫鋼管「マイティーシーム」を開発したと発表した。

 溶接部の酸化物を減らすことで、シームレス鋼管(炭素鋼)とそん色ない水準まで靱性を向上させており、極寒冷地など厳しい敷設条件での採用、小径・薄肉分野におけるシームレス鋼管やUOE鋼管からの代替需要を狙う。

 東日本製鉄所京浜地区で生産し、当面のターゲットサイズは外径8―24インチ、肉厚4・8―15・9ミリ。これを2011年度には知多製造所への技術導入を検討し、サイズを外径26インチ・肉厚20・6ミリまで拡大する方針で、11年度をめどに年間1万トンの販売をめざす。

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