2010年12月17日

神戸製鋼と印エッサール、車用鋼板合弁へ覚書

 日本の高炉メーカーと、インド鉄鋼大手との提携策が進展してきた。印エッサール・スチールは15日、自動車用鋼板の製造に関する事業化調査開始の覚書(MOU)を神戸製鋼所と締結したと発表。連続焼鈍ライン(CAL)と連続亜鉛めっき鋼板ライン(CGL)を持つ工場を、合弁で建設する方向で調査を行う。

 新日本製鉄、JFEスチール、住友金属工業が、それぞれ印鉄鋼大手と自動車用鋼板の製造協力を進めており、2012―13年にかけて、日本高炉の現地供給体制が相次いで整うことになりそうだ。