2010年12月20日

三井物産、海外CC増強を加速 中・米・タイで新需要

 三井物産は、中国やタイなど海外の自動車生産の拡大に対応し、現地の薄板加工拠点を増強する。中国では宝鋼集団と合弁の薄板加工会社の拠点を増やす方向で検討。フル操業中のタイのコイルセンター(CC)は、能力増強を検討している。

 米州では米電炉最大手ニューコアとの連携で加工拠点を増やし、北米から中南米を視野に入れた展開も構想するなど、新興需要を取り込む。2014年度にグローバルベースの連結純利益300億円をめざしており、事業投資を積み上げ、収益力を高める構えだ。