2011年1月13日

仁淀鉄鋼、車部品向け加工強化

 仁淀鉄鋼(本社=大阪市西区)は奈良工場(奈良県磯城郡)の大型スリッター1基の全面更新を進めているが、月内にも基礎工事を完了し、来月から新設備の導入作業を開始する。3月にはテストランを実施し、同月下旬から本格稼働させる。

 今回の設備更新は老朽化対策に加えて、攻めの経営の一環として高機能機種を導入することで、同業他社との差別化を図るのが狙い。稼働後はここ数年、伸長している自動車部品向けの加工を強化する方針。