2011年1月17日

東京地区の冷薄、先高観が強まる

 冷延鋼板は強含み。市中価格は(ベースサイズ、トン当たり)は8万3000―8万5000円。

 原料価格の高騰が続く中、国内外の鉄鋼メーカーが相次いで値上げを発表したことで、薄板市況は急速に先高観が強まっている。すでに値上げを発表したJFEスチールや新日本製鉄に続き、台湾・CSCも1―3月の対日販売価格を冷延コイルで5000円引き上げており、ほかのメーカーもこれに追随するとみられる。引き合いも増加傾向にあり、仮需の気配も高まっている。