2011年2月8日

海水淡水化プラント 中東で受注競争過熱

 ステンレスメーカー、チタン展伸材メーカーなどによる、中東の海水淡水化プラント向け受注が注目されている。

 市場関係者によると、サウジアラビア西部、マディーナ州のヤンブー地区に、複数の大型海水淡水化プラントの建設工事が予定されている。うち2件は二相ステンレスおよびチタンの使用量が3000トン規模、もう1件(通称ヤンブー3)は過去最大級ラス・アズール造水プラント(サウジ)に匹敵する規模(ステンレス1万トン、チタン5000トン程度)という。サウジ、カタールなどでは同様の案件がめじろ押しで、中東での受注競争が熱を帯びている。