2011年2月10日

H形流通在庫、適正水準を維持/新日鉄、減産継続

 新日本製鉄によると、1月末のときわ会H形鋼の全国流通在庫は16万300トンと前月比7・7%増加し、7カ月ぶりに増加した。新日鉄では適正在庫の範囲内と判断しているが、前月以上に受注制限を厳しくした上、減産を継続し、現状の在庫レベルを保つ考えだ。

 今後の価格政策について、12―1月契約分でトン当たり計1万3000円の値上げを実施したが、今後も「陥没価格の是正が必要」(同)とし、早急に追加値上げを実行する構えだ。

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