2011年2月25日

電炉材の参入拡大へ 高強度せん断補強筋

 高炉材が主流だった高強度せん断補強筋の分野だが、今後、電炉材のウエートが拡大する方向だ。

 岸和田製鋼はグループ企業の岸和田金属と共同で、785N/平方ミリメートル級の高強度せん断補強筋用異形棒鋼「KH785」を開発、今年1月27日に同鋼種で国土交通大臣認定を取得した。2月には日本建築試験総合研究所から、KH785を用いた溶接閉鎖型高強度せん断補強筋「スーパーフープ」の建築技術性能証明も取得した。

 電炉メーカーでは東京鉄鋼が同鋼種を生産しているが、他の棒鋼メーカーも参入する可能性が強まっている。

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