2011年3月28日

東北地区の鋼材物流、日本海側が主流

 【仙台】通行が規制されていた東北自動車道の一般通行が24日から可能となった。しかし、東北エリアでの鋼材物流は、新潟県経由や酒田港などを活用した日本海側ルートが主流となっている。太平洋側の港湾施設は緊急支援物資などが優先されているほか、陸送ルートでも原発事故を背景に、輸送業者に福島県の通行を敬遠する動きがあるため。

 こうした中で鉄鋼メーカー、商社、流通各社では、新潟、酒田などからの海運、陸送ルートを確保、復旧資材を含めた鋼材供給を模索する。