2011年3月29日

住金鹿島の第1高炉、送風再開 火力発電フル稼働

 住友金属工業は、東日本大震災後、休風していた鹿島製鉄所第1高炉の送風を26日から再開した。第3高炉は20日から送風を再開しており、15日に軽量H形鋼など在庫品の陸送を、24日には海送による製品輸出をそれぞれ開始している。

 また、鹿島製鉄所内にある住友金属鹿島火力発電所(IPP)が25日に発電を再開し、26日に100%稼働送電(47・5万キロワット)を達成している。住友金属・鹿島は震災被害を受ける中で、グループ総力を挙げた復旧対策によって、早期操業再開を実現した。