2011年4月11日

東北鋼材流通、復旧阻む設備損壊

 東日本大震災を直接被災した東北エリアの鋼材流通は、津波で損壊した機械設備の修繕が進まず、復旧作業を阻んでいる。多くの鋼材流通も拠点を置く宮城県岩沼市の岩沼臨空工業団地では、津波で事務所、倉庫が冠水、浸水する被害を受けたが、加工機械など機械設備が海水をかぶり、稼働できない状況にある。

 各社では部品交換などを検討しているが、機械メーカーの部品がいつ届くか見通しが立たないほか、設備そのものを更新する場合も、採算面を考慮し、難しい対応を迫られている。ンも提供する。